非耕起、無農薬、無肥料の革命的な農法、協生農法をはじめる。ソニーコンピュータサイエンス研究所の舩橋真俊氏が無料でマニュアルを公開中。ちょうど、転換期でやり方を変える必要があった。マニュアルに目を通したところ、可能性を感じ条件も整っている。
- 長らく無農薬、無肥料の畑だった
- 畑を、耕すことが何より負担
- 樹木医として土壌、根系の知識が応用できる
- 元々、果樹が多い環境
- 日陰が多く、欠点だと思っていた
- 梅林が50年を超え、腐朽が進んでいる
- 将来的に梅林の範囲まで拡張可能
そして、決断を後押ししたのが、マニュアルに書かれていたことば。「無肥料状態では野菜は日向よりも半日陰の方がよく育つ」「赤くならないトマトの利用なら、12月まで収穫期間が延長される」 このことば通りの事が今年のトマト栽培で実際に起こっていた。夏には、収穫出来なかったのに、10月、11月とグリーントマトがたくさん実をつけ、12月に入っても花が咲いている。
繁った畑を想像する。果樹が半日陰をつくり、やや起伏のある圃場だ。樹の下には、数多くの野菜が葉を広げ、あるいは実をつけている。土は露出していない。風が通り抜け、昆虫や鳥の楽園のようだ。まさに、Edible green field だ。
そのような事を想像しつつ、風の通りを読み、5ヵ所に樹木を植える印をつけた。
つづく