密植状態で間伐が課題となっていた11m超のサワラの木を高さ4mのところで、断幹した。このサワラは健康ではあるが、斜立していて、密植の中では間伐対象であった。課題は以下。
- 1.ツバキの木が絡むように伸びていて、お互い幹を削りあっていること
- 2.近くに光ケーブルが高さ5m位の位置で横切っていること
- 3.門柱、門扉、外灯、ガレージ建屋が近くにあること
右上が、間伐対象のサワラ。中央左上に伸びている幹がスダジイ。高さ12m位、水平距離にして3m弱の位置に滑車を設置。サワラは高さ8.5m位のところにウェイトを投げて引っ掛け、ランニングボーラインで括りつけた。白い紐はバックアップ用。
ツバキに絡んでいるので、根元で伐採するより、高さ5m位で断幹する方が良いと判断。断幹部分の上にロープを括りつけ、断幹時に上下反転したり、大きくスイングするのを抑えた。
切断は、チェンソーを使い方向を定めて伐木した。大きな枝を折ることなく、また、どこにも衝撃を与えることなく安全に作業を遂行できた。これで、二日がかりのヘビーリギングは終了。やはり準備が大切。大きな収穫だった。なお、健康に見えたが、根株に心材腐朽があった。