近頃は賃貸住宅のサブリース問題が大きく取り上げられているが、2015年当時はNHKのクローズアップ現代で初めて取り上げられた程度だった。
しなとでは、当時築15年のサブリース物件の維持管理を受託することになった。これをきっかけに、サブリース契約解除を申し込み、新たに入退去管理のみ別の会社と契約し、委託をした。現在では、賃料は平均で1戸あたり月1万円以上アップし、ここ2年ほぼ満室が続いているたのだから、良い選択だったのだろう。
とはいえ、当時オーナーにとっては、すべてお任せのサブリース契約を解除することは大きな決断だったに違いない。維持管理をちゃんとやってくれるのか、空室が続いたらどうするのか、自分が直接動かなければならない事が増えるのではないか等心配は尽きない。管理を請負う弊社にとっても心配は多かった。大手だから管理コストが安かった訳で自社てはそう上手くやれないのではないか、引き抜きされる形で他の賃貸物件に移られて空室だらけになってしまうのではないか、暗に変な噂を撒かれて募集に悪影響が出るのではないか…など。
次回に続く